チョコレートは太る?太る理由と太りにくい食べ方を解説
「チョコレート=太る」と思っていませんか?
「毎日チョコレートを食べて健康に!」なんて声を聞きますが、太るのが怖くて控えている方は多いと思います。
しかし、本当にチョコレートは太る食べ物なのでしょうか?
じつはチョコレートは特別太りやすい食べ物ではありません。
太りやすい理由は、そもそもカロリーが高かったり、つい食べすぎてしまうことがほとんどなのです。
そこでこの記事では、チョコを食べて太る理由と、太りにくいチョコの食べ方を紹介。定番チョコのカロリーも合わせてチェックしていきましょう。
目次
そもそもなぜ食べたら太るのか
そもそも人はなぜ太るのでしょう?
その答えはシンプル。摂取カロリーと消費カロリーの収支がプラスになっているからです。
でも甘いものを食べると太りやすいのはなぜ?
それは、砂糖が持つ「太りやすくなるスイッチ」の役割によるものなのです。
まずは太るメカニズムについて軽く触れていきましょう。
カロリー収支がプラスになると太る
体重が増える理由はシンプル。摂取カロリーが消費カロリーより多いと体重が増加します。
主なカロリー源は「炭水化物」「タンパク質」「脂肪」の3つ。
炭水化物とタンパク質は1gあたり4kcal、脂肪は1gあたり9kcalのカロリーを持っています。
そして、主なカロリー消費の原因は、身体を維持するために必要な「基礎代謝」と、活動して消費する「活動代謝」の2つ。
つまり (基礎代謝+活動代謝)-摂取カロリーがプラスなら体重が増加することになります。
砂糖は太りやすくなるスイッチ
砂糖を摂取すると太るメカニズムには、体内ホルモンの一種「インスリン」が関係しています。
チョコやキャンディといった、糖分を多く含んだものを食べると血糖値が上がります。すると血糖値を正常値に戻すために「インスリン」というホルモンが分泌されます。
じつはこのインスリン、血糖値を下げるほかに、「糖を中性脂肪として蓄える」働きもあるのです。
つまり
- 砂糖で血糖値が上がる
- インスリンが分泌される
- 糖を中性脂肪として蓄えるスイッチが入る
という流れができているのですね。
太りやすいチョコと太りにくいチョコ
太りにくいチョコ選びのコツは、血糖値を上げにくい、砂糖の少ないチョコを選ぶこと。つまり、カカオ分の多いチョコレートがおすすめ。もう少し詳しく見ていきましょう。
太りやすい|砂糖の多いミルク・ホワイトチョコレートなど
太りやすいチョコは「砂糖が多く含まれているチョコ」です。
砂糖が多いチョコレートを食べると、血糖値の急激な上昇によりインスリンが多く分泌されます。インスリンには「糖を中性脂肪として蓄える働き」があるため「砂糖が多いチョコ=太りやすいチョコ」と言えます。
少しでも太りにくくするには、糖分の吸収を抑える「食物繊維」を一緒に摂取すること。
糖分の吸収を緩やかにし、血糖値の上昇を緩やかにし、インスリンの分泌を抑えます。
おすすめはトクホマークの付いた飲み物。トクホ飲料の多くに含まれる、トウモロコシ由来の食物繊維「難消化性デキストリン」が、血糖値の上がり方を緩やかにしてくれますよ。
太りにくい|カカオ分の多いハイカカオチョコレート
チョコレートのカカオ分が多くなると砂糖の割合が減ります。そのため、ダークチョコレートのようなハイカカオチョコレートは、ミルク・ホワイトチョコに比べて太りにくい傾向があります。
ハイカカオチョコレートとは、一般的にカカオ分70%以上のチョコのこと。カカオに含まれる油分「カカオバター」の含まれる量も少ないため、脂質も控えめです。
ただ、カカオ分が80%を超えてくると、味がかなり苦くなってきます。チョコをおいしく食べたいなら、カカオ分75%までがおすすめです。
おなじみのチョコレートたちは太るのか?
ハイカカオチョコレートが太りにくいとはいえ、やっぱり甘いチョコも食べたいですよね。
そこで、みんな大好き「生チョコレート」と「アーモンドチョコ」が太るのかチェック!太りにくい食べ方のポイントもご紹介します。
生チョコレート|乳脂肪分が多いと太りやすい
生チョコレートは太りやすいチョコに分類されます。
生クリームとチョコを混ぜて作られているため、乳脂肪分や砂糖が多く含まれているのです。
生チョコを食べる際は特に脂質の量に注意。生クリーム由来の脂肪分が多く、カロリーも高くなります。また、砂糖もしっかり入っているため、カロリーも高めになってしまいます。
太りにくい食べ方のコツは、一度に食べる量を控えめにしたり、食物繊維を一緒に取ったりすること。また、活動量が多く、比較的脂肪をため込みにくい日中に食べるのもおすすめです。
アーモンドチョコ。アーモンドのカロリーをチェック
アーモンドチョコのカロリーは、1粒当たり20kcal前後。アーモンドだけだと、1粒6~7kcal程度です。
1gあたりのカロリーをミルクチョコレートと比較してみましょう。
商品名 | 全量あたりのカロリー | 1gあたりのカロリー |
明治ミルクチョコレート(50g) | 279kcal | 5.58kcal |
明治アーモンドチョコレート(88g) | 500kcal | 5.68kcal |
上記の表で見ると、ミルクチョコレートとアーモンドのカロリーはそれほど差が無いことがわかります。アーモンドチョコは特別太るチョコというわけではなさそうですね。
ただ、アーモンドチョコは一口サイズで食べやすいため、ぽいぽいと口に入れてしまう可能性が。食べる量だけお皿に分け、箱は閉まっておくことをおすすめします。
食べ方や量に気を付けて太りにくい工夫を!
正直言ってチョコを食べて太らない方法はないです。ただ、食べ方によって太りにくくすることはできます。
チョコを食べて太る理由は、カロリー収支がプラスなのとインスリンが脂肪を蓄えるから。一気にたくさん食べると、それこそあっという間に身体が脂肪を蓄えてしまいます。
つまり、ゆっくりとほどほどの量を食べる。これこそが太りにくいチョコの食べ方なんですね。「結局それかい!」と思うかもしれませんが、結局はそれなのです。
皆様もチョコレートと上手なお付き合いをしてくださいね。
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